アイゴの釣り方と毒トゲ対策:釣れたときの扱い方と注意点
堤防で釣りをしていたら、見慣れない魚が掛かった。ヒレがトゲトゲで、触っていいのか分からない。そんな状況で、不安になっていませんか。
この記事のポイント
- 背・腹・尻のヒレにトゲがあり、素手で掴まない
- 外すときは道具を使い、慌てない
- 刺されたら無理に自己判断せず医療機関へ
管理人の経験アイゴを釣った経験があります
釣り場が特定されないよう、場所や釣果の写真は載せていません。
結論から言うと、アイゴは背ビレ・腹ビレ・尻ビレに毒のあるトゲを持つ魚として知られています。釣れたら素手で掴まず、道具を使って落ち着いて扱うのが基本です。正しく扱えば、必要以上に怖がる魚ではありません。
この記事で分かることは、次の3つです。
- アイゴの見分け方と、毒トゲの位置
- 釣れたときの外し方と、狙う場合の釣り方の概要
- 初心者が見落としやすい「釣った後の扱い」(後半で説明します)
STEP1 アイゴとは?どんな魚?
アイゴは、岩礁や堤防周りの藻場などで見られる魚です。体は左右に薄い楕円形で、全体に黄褐色〜暗い色をしています(色は個体や環境で変わります)。口が小さく、海藻などを食べるといわれます。
たとえば、堤防でサビキ釣りやウキ釣りをしていると、思いがけず掛かることがあります。地域や時期によって、釣れ方は異なります。
STEP2 毒トゲはどこにある?掴まない理由
アイゴは、背ビレ、腹ビレ、尻ビレにトゲがあります。このトゲに毒があり、刺されると強い痛みが出ることがあると一般にいわれます。
トゲは鋭く、手袋の上からでも刺さることがあります。
- 背中側のヒレ(背ビレ)に複数のトゲがある
- お腹側にも、腹ビレと尻ビレにトゲがある
- 死んだ後でも、トゲの危険は残ることがある
つまり、どこを掴んでも刺さる可能性がある魚です。掴む前に、必ず道具を準備しましょう。
毒のある魚全般の考え方は釣れた毒魚の扱い方も参考にしてください。
STEP3 アイゴが釣れたときの手順:安全に外す4ステップ
釣れたときは、次の順で行うと慌てずにすみます。
- 魚をすぐに足元に置き、周囲に人がいないか確認する
- 魚をタオルや厚手の布で押さえるか、フィッシュグリップを使う
- プライヤーで針を外す
- 外したら、トゲに触れないようにバケツや袋に入れる
ここまでで半分です。次が山場です。
針が飲み込まれていたり、外しにくかったりするときは、ハリスを切る方法があります。無理にこじると、手が滑って刺さる危険が増します。
服装も大切です。長袖や、厚手で滑りにくい手袋(トゲに強いタイプ)を選ぶと、万が一のときに被害を減らしやすくなります。ただし、手袋があっても刺さることはあるので、「掴まない」が基本であることは変わりません。
また、魚を足元で外すより、平らで安定した場所で行う方が、手元が狂いにくくなります。暗い時間は、ヘッドライトで手元を照らして作業しましょう。ヘッドライトの選び方も参考になります。
道具はフィッシュグリップの使いどころとプライヤーの選び方で紹介しています。持ち物の準備は、釣りに行く前に済ませておきましょう。
ポイント4 見落としがち:釣った後の置き場所と後始末
予告していた、見落としやすい点です。外した後の魚の置き場所が、意外な落とし穴です。
- 足元に置いたまま、うっかり踏む
- バケツの縁から出ていて、手が触れる
- 帰りのクーラーに、他の魚と一緒に雑に入れる
トゲのある魚は、袋に入れて口を閉じてからクーラーに入れるなど、触れにくい状態にしておくと安全です。持ち帰りの詳しい流れは持ち帰りの鮮度管理でも確認してください。
後始末では、タオルやマットに付いた粘液にも注意し、トゲに触れない状態で片付けます。
狙って釣るなら:アイゴの釣り方の概要
アイゴは、狙う釣り人もいます。一般的には、ウキ釣りやフカセ釣りで、海藻の近くを探る方法が紹介されます。サビキに掛かることもあります。
- 小さな針とハリスを使うことが多い
- 撒き餌で寄せる方法がある
- エサは、オキアミや練り餌などが使われることがある
フカセ釣りの考え方はグレ(メジナ)のフカセ釣り入門も参考にしてください。
なお、狙わなくても釣れる魚なので、釣るつもりがなくても知識があると安心です。
刺されたときの一般的な心構え
万が一刺されたら、慌てず、次のことを意識してください。
- 作業を中断し、安全な場所で座る
- 傷口を水できれいに洗う
- 強い痛みや腫れ、しびれ、気分が悪いなどの症状があるときは、無理に自己判断せず医療機関へ相談する
痛みの強さや続く期間は個人差があるといわれます。「そのうち治るだろう」と放置せず、早めに相談しましょう。
針が刺さった場合は、針が刺さったときの対処も参考にしてください。
持ち帰りと食べるときの考え方
アイゴは食用にされる地域もあるといわれますが、内臓に独特のにおいがあるともいわれ、扱いにも注意が必要です。判断に迷う場合や、扱いに自信がない場合は、無理に持ち帰らずリリースする選択も大切です。
食べる場合は、トゲを取り除く、内臓を傷つけずに処理するなど、下処理に慣れた人のやり方を確認してからにしましょう。食べるときは十分に加熱するのが基本です。
リリースする際は、トゲに触れないよう、道具を使い、周りの人にも気を付けます。リリースの方法も参考にしてください。
釣り場によって、持ち帰りや釣りそのもののルールが異なります。地域や場所で異なるので、必ず現地の掲示や管理者、釣具店で確認してください。
よくある質問
Q. アイゴは触るだけで危険ですか?
ヒレのトゲに毒があるため、素手で掴むのは避けるのが安全です。触れる場合は、トゲに当たらない持ち方と道具を使いましょう。
Q. 子どもが釣ってしまったらどうすればいいですか?
まず大人が代わり、魚を触らせないようにします。道具で魚を押さえて針を外し、袋やバケツに入れて隔離しましょう。
Q. アイゴは食べられますか?
食用にする地域もありますが、下処理に注意が必要といわれます。自信がないときは、無理せずリリースする方が安心です。
Q. 刺されたかもしれないときは?
痛みが強い、腫れる、しびれるなどの症状があれば、無理に自己判断せず医療機関へ相談してください。
まとめ
アイゴは、背・腹・尻のヒレにトゲを持つ魚です。釣れたら素手で掴まず、道具で押さえて外し、袋やバケツで隔離するのが基本でした。見落としやすいのは、釣った後の置き場所です。
今日できる最初の一歩は、「次回の釣行に、プライヤーとタオルまたはフィッシュグリップを入れておく」ことです。
魚との付き合い方を知っていれば、安心して釣りを続けられます。
